iPhoneを購入したら入れておきたいメモアプリの代表格として、Evernoteがあげられると思います。実際に僕もインストールしていますし、便利に利用しています。
Evernoteは代表的なクラウドを利用したメモアプリです。単なるメモだけでなく、動画やpdfなどのデータも放り込むことが可能です。
一方、紙に文字を書くという行為がなくなることもありません。
デジタルの便利さを身に染みて、実際に書くという行為は僕自身減少してきていると感じていますが、それでも実際に書く行為を通してでしか得られない側面も持ち合わせていると考えます。
今回はメモを取る際、代表的なクラウドメモEvernoteと、手書きメモの役割の違いについて考えてみました。
現在の主なEvernote使用場面
僕は現在大学生なので、大学に行って授業を聴き、板書をルーズリーフに写しているのですが、家に帰ったら板書したルーズリーフをScanSnapにスキャンして、Evernoteに放り込んでいます。そしてそれを大学の友達と共有出来るようにしています。
また、課された宿題もEvernoteに放り込んでいるので、自分の解答を相手に確認してもらうことが出来、議論することも容易になります。
普段思いついたこと(主にブログネタ)をメモする際には、FastEverを利用して、ブログネタ用のノートブックに放り込んでいます。
写真をEvernoteに送りたい時には、FastEverSnapを使っています。授業で板書を写しきれなかった時や、スクリーンに映った授業日程を撮りたい時に使用しています。
これらの点を踏まえて、僕が考えるEvernoteと手書きメモの役割の違いについて、それぞれの利点を列挙してみました。
Evernoteと手書きメモの役割の違い
Evernoteの利点
- 複数デバイス間(iPhoneとiPadとMacなど)でメモを同期することで共有出来る
- デジタルデバイスからの入力が速く行える(特にPCは顕著)
- 持ち運びが便利なiPhone(スマートフォン)から、検索機能を使えば、簡単に情報を引き出すことが出来る
- 他の人と簡単にノートを共有出来る
- 写真も素早く放り込むことができる
- Evernoteに入れられる容量は、プレミアム会員なら月に1GBなので、ほとんど気にしなくてよい。(無料版は月に60MB)
手書きメモの利点
- 1枚の紙に書いた時に全体像を把握しやすい
- 手を動かして書くので、頭の中で整理しやすい
- アイデアが生まれやすい
- 後で見返した時に情報が頭の中に入ってきやすい
- 書く行為自体を楽しむことが出来る
Evernoteの利点は、とにかく情報を1箇所にまとめておけるという簡便さにあり、多くの方もこの利点があるから利用しているのだと思います。
しかし、何でもかんでもEvernoteで行ったほうが便利でもないと思います。マインドマップのように、木の枝のようにどんどんと発想が浮かびやすいのは、手書きで行った時だと思います。何かを創作しようとする際は手書きに軍配があがるのではないでしょうか。
まとめ
Evernoteは、
- 入力のしやすさ
- 引き出しのしやすさ
に特化していて、
手書きメモは、
- 目的の情報を引き出した後の新構想に結びつきやすさ
- 内容の把握のしやすさ
に特化していると思います。
情報を1つの場所に管理しておくには、Evernoteはとても便利なツールであり、その情報を元に更なるアイデアを構築するには手書きの方が良いように思います。
10月1日からは、スマートノートブックという、Evernoteとモレスキンが合体したノートが発売されたので、購入しました。文字を記入したページをEvernote内のアプリで写真に撮ることで、綺麗に自動でトリミングしてくれます。
デジタルとアナログの融合により、お互いの良い部分が作用しやすいノートになっていると感じました。
以上、今回はEvernoteと手書きメモの役割の違いについて考えてみることで、それぞれの利点を整理してみました。
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