TeXで大学の実験レポートを書いている時のトラブルです。
実験中に印刷して得られたA4サイズのグラフ2枚(図1と図2)をレポート巻末に添付するとします。
すると、レポート内で最初に書く図番号は3からとなります。
TeXで図を入れる時にはfigure環境を用いていますが、何も考えずに行うと、図番号は1から始まってしまいます。
というわけで、図番号を3から始める解決方法です。
TeXの図番号を途中から始めたい時の対処法
図番号を3から開始させるには以下のように書きます。
setcounter{figure}{2}
図番号を6から開始させるには以下の用に書きます。
setcounter{figure}{5}
一般的には、mを正の整数とすると、
setcounter{figure}{m}
とすれば、次にfigure環境で書いた図番号はm+1から開始します。
TeXの図番号を途中から始める具体例
具体例を書いておきます。
まずは何も考えずに書いたコード。以下のようにコードを書くと、
¥documentclass[uplatex]{jsarticle} ¥usepackage[dvipdfmx]{graphicx} ¥usepackage{float} ¥begin{document} LAMYの画像を図¥ref{lamy}に示す。 ¥begin{figure}[H] ¥centering ¥includegraphics[width=7cm,bb=0 0 501 375]{lamy-safari.jpg} %widthで横幅指定、501 375は画像の大きさ、lamy-safari.jpgは画像ファイル名 ¥caption{LAMY safariの写真} ¥label{lamy} ¥end{figure} ¥end{document}
▲上記のようなプレビューとなります。図番号は1から始まってしまいます。
そこで、5行目にコードを付け足します。
¥documentclass[uplatex]{jsarticle} ¥usepackage[dvipdfmx]{graphicx} ¥usepackage{float} ¥begin{document} ¥setcounter{figure}{2} LAMYの画像を図¥ref{lamy}に示す。 ¥begin{figure}[H] ¥centering ¥includegraphics[width=7cm,bb=0 0 501 375]{lamy-safari.jpg} %widthで横幅指定、501 375は画像の大きさ、lamy-safari.jpgは画像ファイル名 ¥caption{LAMY safariの写真} ¥label{lamy} ¥end{figure} ¥end{document}
のようにコードを書けば、
▲図番号を3から始める事が出来ます。
表を作成する時のtable環境も同様に行う事が出来ます。
これでレポートの途中や巻末に印刷したレポートを添付する場合でも図番号を任意の番号で始める事が出来ます。
ポイントはsetcounterです。
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