さおだけ屋はなぜ潰れないのか?というタイトルに惹かれてしまう会計の本を読んでみたので、書評を書こうと思います。
以前からよく見かけるタイトルだったのでどんな本なのかと思っていましたが、実は会計入門の位置づけにある本でした。
簡単な例を交えながらスピーディに読む事が出来ます。以下の7つの身近なエピソードから会計に関するからくりを知る事が出来ます。
- さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
- ベッドタウンに高級フランス料理店の謎
- 在庫だらけの自然食品
- 完売したのに怒られた
- トップを逃して満足するギャンブラー
- あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?
- 数字に弱くても「数字のセンス」があればいい
以上7つのエピソードから世の中のからくりを知る事が出来ます。
推理小説のように問題を解決していく形式
1つずつ世の中の不思議を解決していく形式で本書は進んでいきます。クイズ形式なので、きちんと答えは用意されています(笑)
会計に関する本なので、当たり前ですが職業が絡んできます。経営している以上、儲けを出さなければ続ける事は出来ません。
一見さおだけ屋のように儲かっていなさそうでも、きちんとどこかで利益を出している事が本書を読めばわかります。企業が如何に利益を出すかを考えている事が窺えます。
誰にとっても参考になる7つ目のエピソード
数学のセンスに関する話なのですが、この章は日々の生活の中で役に立つ事が書かれています。センスといっても数字の力を知るという事です。
これはブログタイトルを決める上でも積極的に取り入れたいものです。やはり興味をひくタイトルの多くは数字が入っています。
広告に使用されるキャッチコピーは、実に数字のセンスがある人が作ったものが多いですね。本書の例で言うと50人に1人無料なのですが、これは想像以上に安いと思わせてくれる魔法の言葉だということが本書を読むと実感出来ます。
最後に
本のタイトルであるさおだけ屋の話は1で終わりなのですが、実に上手いタイトルの付け方だと思いました。
人々を効果的に引きつけるタイトルです。
7つのうちでさおだけ屋の問題が最も身近で疑問に思う事だからです。
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