柿木将棋には、iPhoneとiPadにそれぞれアプリがあります。今回はその2つのアプリを3回対戦させてみました。
戦型もばらけて面白かったので、その結果を書いて見たいと思います。
第1局
iPad先手、iPhone後手。戦型はiPadの四間飛車となりました。
▲終局図です。結果は138手でiPhoneの勝ちでした。
▲iPadの終局画面です。
▲iPhoneでの形勢グラフです。最後で一気にガクッと下がってしまいました。
▲iPadでの形勢グラフです。iPhoneの形勢グラフと形が似ています。
第2局
▲第2局は、先手iPhone、後手iPadで行いました。戦型は角換わりで進みました。
▲iPhoneの先手玉はつまず、iPadの後手玉は必至で受けなしということで99手で投了となりました。
▲形勢グラフなのですが、当てになっていません。最後で大逆転の構図になっています。
▲iPadの形勢判断も同様なグラフとなっています。コンピュータの形成判断は当てになっていません。笑
第3局
▲第3局は先手iPad、後手iPhoneです。戦型は相掛かりとなりました。
▲第3局の終局図です。スッキリとしちゃっています。後手iPadが入玉に成功し、先手iPhone玉に必至がかかったので、先手iPhoneは投了しました。
▲形勢グラフです。第3局は後手iPadが入玉に成功しそうだったので、形勢は中盤から大きく後手がリードしていました。
▲じわじわと形勢を広げているのがわかると思います。
対局の結果
iPhoneとiPadの柿木将棋ソフトを同時に対局した結果は、iPhone側の2勝1敗となりました。
iPhoneのレベルは7まで、iPadのレベルは8まで選択できるのですが、個人的にはiPhoneの方が強かったように思いました。
結果としてもiPhoneが勝利しました。ただ、これはコンピュータ同士の戦いなので何とも言えないところです。
感想
1手1手確認しながらコンピュータの指し手を眺めていましたが、途中所々で、全然関係ない部分をお互い指したりしていました。
「何やっているんだろう?」という場面がいくつかありました。
あとは、コンピュータの形勢判断は当てにならない部分があります。
特に、必至がかかりそうなところでの形勢判断が丸っきり逆になってしまっています。
詰みを読む能力は優れているのですが、必至の判断はまだ上手くいってないようです。
-2000ほどで推移していたのに、いきなり+30000(投了)になる場面があります。
なのでコンピュータの形勢判断は参考程度に思っておいた方が良さそうです。
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